ナイガイ- The NAIGAI Corporation|手袋OEM/ODMメーカー

CEO Message

~進化し続けるナイガイ~

ナイガイは「手袋を通して、人類のパフォーマンスを最大化する」ことをPurpose (存在意義)として掲げています。

1954年の創業より約70年手袋を作り続けておりますが、そもそも手袋は、道具の使用や作業する際に、手とその道具あるいは作業という行為の間に存在し、道具の使用や作業のパフォーマンスを良くするために存在するものです。

また、防寒用手袋も、寒い中でポケットに手を入れて背を丸めて歩くのではなく、手袋をつけ堂々と背を伸ばして歩くことを考えれば、姿勢よく歩くというパフォーマンスを良くするための存在と言えます。どちらの用途でも、パフォーマンスを良くするために手袋は存在すると考えます。

その上で、「手袋を通して、人類のパフォーマンスを最大化する」ことこそが、ナイガイの存在意義であると考えています。

このパーパスに向けて、我々は3つのValues(価値観)を大切にしています。
①変化を楽しむ
②違いを生み出す
③諦めない心 ~挑戦はスタート、失敗は過程~

①変化を楽しむ

諸行無常、つまりこの世の全ての現象は絶えず変化していくものです。人も、モノも、価値も、考えも、ありとあらゆるものが変化していきます。
その中で思うことは、変化する前提であれば、”楽しむ”という積極的な態度で、変化を受け入れ、自らを変えていくことこそが重要であると考えます。
創業から70年を振り返っても、その時代時代で色々な変化が、奔流となってナイガイに押し寄せ、そのたびに我々は、苦難を乗り越えてきました。1970年代より、グローバル市場に向けてビジネスを開始し、半世紀を経て今ではナイガイにとってグローバル化が当たり前になっていることも、変化への対応の一例と言えます。
これらの経験からも、来るのであろう変化を予測しつつも、喜んで変化に対応するという気概が肝心です。

チャールズ・ダーウィンの言葉をそえて。
”最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。”

②違いを生み出す

製造業としての企業価値について考えた時、時代によっては、質が高く、同じものをたくさん生産できれば良いとされる、または評価されていました。しかし、今はVUCAの時代、変動的で(Volantility)、不確実で(Uncertainity)、複雑で(Complexity)、曖昧な(Ambiguity)世界になり、ニーズは細分化されています。

その世界では、「違い」をいかに生み出すかという事が大切です。
その中でナイガイは、ダイバーシティ&インクルージョンを進めています。これは、国籍、人種、性別を超えて互いに個性を認め、受け入れ合い、一体となって働くことで、多様な視点を意思決定に活かすことをねらいとしております。実際にナイガイの女性社員比率は60%, 女性管理職比率38%, 外国籍社員は21%となっており、多様性を尊重しているのと同時に重要な企業文化のキーワードの一つとなっています。

この組織体において、多様な視点を取り入れ、より「違い」を生み出していくことを念頭に、これからも切磋琢磨していきます。

③諦めない心 ~挑戦はスタート、失敗は過程~

挑戦という言葉にはもとより、失敗するリスクが多分に含まれています。ゆえに、恐怖を乗り越える勇気がいる。奮い立たせるための言葉が必要。ゆえに多くの人は挑戦という言葉を連呼します。しかし、挑戦は始まりにすぎないと考えます。戦いに挑む、戦う前の状態、つまりスタートです。

道半ばで失敗する可能性は高いですが、その失敗を活かせば成功への過程に、活かせなければ失敗という結果に終わります。
失敗を過程と捉えて、軌道修正を行い、やり遂げるまで諦めない態度はとても価値があり、成功は結果としてついてくる、つまり、諦めない心こそが、人を動かし前進すると信じています。

我々ナイガイグループは海外自社工場含め、約2,500人の社員がValues(価値観)を共有し、70年の歴史の中で培った手袋生産技術とそれに裏打ちされたグローバル・グローブカンパニーとして時代の変化を楽しみながら、進化し続けます。
「手袋を通して、人類のパフォーマンスを最大化する」 存在意義をもって。

代表取締役社長 田中 康一